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胎児の神経管閉鎖障害リスクを下げる葉酸

葉酸は胎児の神経管閉鎖障害を予防する成分として、妊活中から推奨されている成分です。ここでは予防に効果的な理由をまとめた論文を解説し、まとめています。

葉酸と神経管閉鎖障害についての論文

Neural Tube Defects, Folic Acid and Methylation(神経管欠損、葉酸およびメチル化)

『神経管欠損(NTD)は、胚形成中の神経管閉鎖の失敗に起因する一般的な複雑な先天性奇形である。葉酸補給はNTDの有病率を低下させ、葉酸に関する国民の公衆衛生方針を導くことが確立されている。(中略) NTDの発生および再発に対する葉酸の保護効果は、20〜25年前にはっきりと証明されている。しかしながら、葉酸応答性NTDの根底にあるメカニズムは解明されていない。 葉酸状態だけではNTDを引き起こすには不十分であるが、NTDを引き起こすには個々に不十分な複数の遺伝的および環境的要因と相互作用すると考えられる。(訳)』
引用元:Neural Tube Defects, Folic Acid and Methylation(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3799525/)

解説

赤ちゃんの神経管閉鎖障害は、体がつくられる際に神経管を欠損させる原因となります。神経管欠損が起こると、脊椎が分かれる二分脊椎や、大脳が収縮または欠ける無脳症を発症。そのため、早産・流産の確率が高くなるだけでなく、長く生きられないケースがほとんどです。

この論文では葉酸を摂ることで神経管欠損を予防できるという結果が明らかになっており、葉酸が神経管閉鎖障害の改善に役立つことが示されました。また、葉酸の不足と遺伝子、環境的要因が相互作用を起こすことから、ビタミンB12やコリンなどの摂取も必要だという意見も出ています。

Prevention of neural-tube defects with folic acid in China. China-U.S. Collaborative Project for Neural Tube Defect Prevention.
(中国における葉酸による神経管欠損の予防 神経管欠損予防のための中米共同プロジェクト)

『背景技術および方法:葉酸の妊娠前後投与は、神経管の欠損を有する胎児または乳児を有する女性のリスクを低減することができる。神経管欠損率が高い地域(北部地域)と低率(南部地域)の地域で、1993〜1995年に実施された公衆衛生キャンペーンの一環として、妊婦の妊娠の結果を評価した初回検査時から最初の妊娠3ヶ月の終わりまで、毎日400μgの葉酸を含む丸剤を毎日摂取するように求められました。(中略)
結論:毎日の400μgの葉酸の過敏性摂取は、これらの欠陥の割合が高い領域および低い割合の領域において、神経管の欠陥のリスクを低減することができる。(訳)』
引用元:Prevention of neural-tube defects with folic acid in China. China-U.S. Collaborative Project for Neural Tube Defect Prevention.(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10559448)

解説

Berry RJらは葉酸が神経管閉鎖障害にどのような効果をもたらすのか確かめるため、中国の北部と南部で試験を行いました。妊娠前・妊娠中の130,142名の女性を対象に、葉酸を摂取するグループと摂取しないグループに分けて3ヵ月の経過をチェック。すると、葉酸を摂取したグループは摂取しなかったグループに比べ、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが下がっていることがわかりました。

また、摂取量や期間によって発症リスクが変化。葉酸を毎日400μg近く摂取していた女性は、神経管閉鎖障害のリスクが一番低かったことが明らかになっています。結果から、毎日400μgの葉酸を摂取すると神経管の欠損を防げることが示唆されました。

神経管閉鎖障害を防ぐ葉酸の摂り方とは?

研究者だけでなく、製薬会社も葉酸が神経管閉鎖障害を引き起こすリスクを下げると紹介しており、特に妊活中の女性や妊婦は十分な量を補うべきだとしています。

また、名古屋大学医学部附属病院の北村和也医師がまとめた『家庭医療(9巻2号)』の総説では、すべての女性が妊娠1~3ヵ月前から葉酸を摂取すれば、72%の確率で神経管閉鎖障害を予防できると述べています。

葉酸は食事からの摂取だけでなく、サプリメントを活用することがすすめられている成分です。厚生労働省は食事での摂取にプラスして、栄養補助食品から400μgの摂取を呼びかけるようになりました。しかし、複合型のサプリでは必要な量が満たせないことから、葉酸をメインで配合したサプリで摂るのが良いといわれています。妊活中・妊娠中の方は、葉酸サプリを活用して神経管閉鎖障害の予防に役立てましょう。

監修医師

オリーブレディースクリニック麻布十番

院長 山中智哉先生

このページの記事は、10年以上に渡る不妊治療のキャリアがある山中智哉先生にご監修いただいています。葉酸不足が原因で妊娠中に起こる病気や症状について、他のページも併せてぜひご確認ください。

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